第2回 実は“2つの津波”が重なっていた
2011年3月11日、日本の東北地方沖で発生したマグニチュード9の巨大地震による津波は、宮城県、岩手県、福島県の3県を中心に、東北地方、関東地方の太平洋岸に大きな被害をもたらした。場所によっては波高10メートル以上、遡上高40メートル以上を記録したというから、想像を絶する破格の津波だったといえる。
では、それはどのようにして引き起こされたのだろうか。
基本中の基本として……津波の原因となりうるものには、3つ代表的なものがあるそうだ。
「地震と火山と地滑りがよくある津波の原因です。津波は英語でもtsunamiと言いますが、もともとサイスミック・シー・ウェイブ(地震による海の波)だったんですね。1946年のアリューシャン地震のときに、ハワイが被害を受けました。その時の議論で、同じような波が、地滑りや火山噴火でも起きるのに、サイスミック(地震性)というのはどうか、というのがありまして。そこで日系の方が、日本で、実はtsunamiという言葉があって、これは地震でも、火山でも、地滑りでも、区別なく使われてきた、と紹介したのが始まりだそうです」
と、tsunami(津波)という国際的に通じる名称の経緯とともに、津波の原因となりうる現象を教えていただいた。
地震・火山・地滑りといった原因候補のうち、今回は明白に地震によるものだ。
地震によって津波が発生するメカニズムについても色々な条件がある。










































