



上2点(c)Scott Gorsuch/National Geographic Society



(c)Peter Frost/National Geographic Society
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米国ナショナル ジオグラフィック協会が支援するペルー遠征隊は、ペルー東南部のビルカバンバ地区の山岳地帯で、大規模なインカ帝国時代の集落遺跡を発見した。ビルカバンバ地区は、1572年にインカ帝国がスペインに完全征服される前、最後の砦となった地域。当時の皇帝マンコ・インカは1536年、スペインの侵攻から逃れ、ここに抵抗政権を築いた。
イギリス人のインカ文明研究者ピーター・フロストと、ペルー人考古学者アルフレッド・ゼガーラら9人の遠征隊が発見した集落は、マチュピチュ遺跡から約35キロメートル南西の、標高約3000メートルのアンデス山地に広がっていた。集落の広さは約6平方キロメートル。周りを5500メートル級の峰々が囲んでいる。「インカの人々がこの地を選んだのには二つの理由があると思う。一つは近くに銀の鉱山があること。もう一つは儀式のため。ここからは近隣の雪峰をすべて見渡せる。おそらく当時の人々はアンデスの峰々を崇拝していたのだろう」と、フロストは言う。
集落には、円形の住居や農作物の貯蔵庫、墓地など100以上の造営物が残る。遠征隊はこうした造営物のほか、陶器や人骨、石器も発掘した。陶器は「初期インカ」時代のものだったことから、これまで考えられていたよりもずっと早い時期にインカの人々がこの地に住み始めた可能性があるという。
注)この3点の写真は、米国ナショナル ジオグラフィック協会から書面による許諾を得ない限り、いかなる媒体への使用もできません。

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